2016年08月14日

野球の思い出

今年の甲子園大会はリオ・オリンピックにおされた感があるが、自分と野球との出会いは何時のことだろうか。子供のころどうしても欲しいと思うものがある。それが大人の目からは何でも無いことではあるが、当人にとってはとても大切なものである。それが自分の場合野球のグラブであったようである。

母をなくした子供にとって何もかもが自信のないものであった。人に恐れ隠れながら世の中を覗き見しつつ歩き続けたそのころの姿であった。そんな中での布製の手作りグラブの存在は寂しさを隠してくれる宝物だったに違いない。しかも、近くの小学校に集まり数人の仲間と見様見真似で楽しんでいた。そんな中で他の村の子供たちに対戦を申し込まれても何も答えられない自分達がそこにいた。

今でも強烈に自分の脳裏の中にあることがある。当時流行った“ノーコメントか!!“という言葉を投げつけられ情けない気持ちになっていた。今思うに全てに自信のないころである。相手は革製の立派なグラブでこちらは布製のグラブそれも人数分なく戦える状況でないと思い込んでいたわけである。今思うに実に情けない頃だったような気がする。

小学生のころだったと思うが、就職していた兄貴に当時貴重であった革製グラブを買って欲しいと手紙を書いた覚えがある。それが届いたときの嬉しさはなんとも言えない気持ちであった。いつまでも大事にして使っていたような気がする。今はどうなっているのだろうかあのときのグラブ。買ってもらったあとどれほど大切に使ったか今は覚えていないけれど、そのときの記憶だけは明確に覚えているものである。
posted by Tommy at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記憶の底 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする