2017年02月14日

頭髪について

それが十分あるかないかでこれほど世の多くの男性に影響を与えているものはなし。それが証拠に頭髪対策が大きなビジネス市場になっている。いかがわしき育毛剤から、かつらや接着剤まで多岐にわたるビジネスが成立している。頭髪がないからとて気にする必要はないといいながらも、年齢が数年も老けて見られることは当人にとって気分が滅入ること。

ビジネスにおいても黒髪が少なく白髪が目立つのではなんとなく未来への希望が持てないと、相手に思われるケースが多い。それよりも、ふさふさした頭髪で真っ黒な太い髪質は、力強さと将来への希望がつなげるようなイメージを与える。それが頭髪の薄い人に育毛剤やかつらといったものへの憧れが、行動を促すので市場が膨らんだのだろう。

マズローは面白いところに着眼したものである。人間の要求は下位の要求が満たされると、その上の要求を目指すという要求段階説を唱えて有名になった。衣・食・住の生理的要求が整えば次に安全を求め、次に帰属の要求、自我の要求と続き、最後に自己実現の要求になるという。頭髪の要求は果たしてこれらのどの段階だろうか。

それらを全く気にしないと自他共に公言する自分でさえしっかりと白髪を染め、一躍有名になった米国生まれの育毛剤、リアップを使用してみたりしたことがある。頭髪の確保は、それだけ一人ひとりの心の中に住み着いている自我の要求だろうか。最近とみに頭髪が細く薄くなった自分を鏡で見るたびにため息に似たものが聞こえてくるこのごろである。
posted by Tommy at 04:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 思考ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする