2017年03月07日

給料日の思い出

社会に出て会社から給料をもらうことになったが、その仕組みさえ満足に理解していなかったような気がする。それほど自分は無知な世界に生きていたような気もするが、今ではそれも人生の通り道であったような気がする。人は働き金を得てその金で何かを得るというサイクルを繰り返しているのだろうとその仕組みを漠然に思っているだけだった。

当時月末の25日と言うのが給料日だったことを思い出す。月末になるとお金がなくなり淋しいものであった、しかし、25日は特別な日で現金で貰っていたのが嬉しくてたまらなかった。初任給1万7千5百円という時代に手取りが半分程度ではなかっただろうか。税金その他の天引きの後、下宿代の3千5百円それに会社での三食分の食事代が消えて受け取る金額が数千円だったように思う。確かに今ではどうにもならない金額ではあるが、当時はそれで独り身の生活を支えていたことを思えば贅沢なものであった。

その後、給料は銀行振り込みとなって自分の手に残らないこともあり、給料日がその後特別にならなくなってしまったが、その響きだけは嬉しいものである。退職した現在、給料日はなく何日だったのかも分からない。最近では格差社会とも言われているようだが、それも仕組みの中に隠された理由があるのだろう。
posted by Tommy at 04:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする