2017年08月10日

志し考

人生において生きてゆくのに最も大切なことは志であると吉田松陰が述べている。幕末の変化の大きな時期において二年半という短い期間に松下村塾で沢山の逸材を輩出した其の考えは歴史に大きな足跡として残っている。これまで名前だけは聞いていたもののあまり関心を示したことはなかったが、本物に学ぶ生き方を読む中で知ることになった。

以前読んだ松下幸之助の開塾した松下政経塾も其の名残だろうか。歴史の中に何かを残して来た人というのは自分の考えがはっきりしている上に何かをなすのに迷いが少ないのかも知れない。自分の考えを広めるための手段として塾を創設して将来ある人々を集めて夢を語っている。平凡極まりない自分から見れば素晴らしいことでありうらやましくもある。

今回の吉田松陰の話は29歳という短い生涯の中の二年半という期間が明治維新からその後の政治運営に大きく影響を与えたとなっている。特に維新の起爆材となって我が故郷である薩摩をも動かしているという。其の考え方の示すところは大いに参考にすべきものであろう。当時とは全く違う社会環境ではあるが考え方の中に志が大切なことは変わらない。

身近な自分を振り返ってみるとどのような志があったのだろうか、これから先の志として価値あるものを持っているのだろうか。この歳になるまで夢中で過ごしてきたような気がするので、それなりの生活が出来たが、其の分歴史に残るようなものは殆ど無きに等しい。しかし、それもでも志が大事と言われれば、黙ってそうですねと答えるしかない。
posted by Tommy at 04:00| Comment(0) | 思考ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする