2017年03月31日

あれから50年

故郷に杉の大木が生えている南方神社というのがある。小さいころは毎年お祭りがあり近隣の村から子供たちが集まり村対抗の運動会が開催された。親も一緒になって応援合戦が盛んであった。人の集まりも多く実に楽しみの多い祭りでもあった。特に出店が多く綿飴やキャンディ、駄菓子類を売る店がいくつかあり、親に貰った小遣いで買物するのも楽しみの一つだった。食事はゴザを敷き詰めて家族がそれぞれ集まって食べて楽しんだ。

中学生のころだろうかその出店の一つで勝手に呼び込みを始めてしまったことがある。今思うに引っ込み屋の自分がどうしてこのようなことが出来たのか不思議なことだ。それも戸板に並べたキャラメル類を売っている見知らぬ人の手伝いをかってに始めているのだ。どんどんエスカレートしてしまいには自分で値段を言っては売り子として働いていた。勿論頼まれたわけではないので無償の手伝である。

あれから50年以上も経つけれどそのことは今でも脳裏にはっきりと残っている。働き始めてからお酒を持って南方神社に行ったことも二度ほどあるのを思い出す。自分の仕事の原点がそこに有ったのだと思うと嬉しくてお参りしないわけには行かない。戸板を置いて手伝った場所は神社の広場に入る前の小さな道路脇であった。いまここに改めてそのような思い出があること幸せに思う。さびれゆく故郷よもう一度賑やかになってほしい。
posted by Tommy at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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