2017年05月08日

我が故郷は

毎年この時期に故郷に住む兄と妹からの贈り物のチマキや野菜類の荷物が届く。兄が大切に育てた野菜類に妹の想いが伝わるチマキを詰め込んだ郵便物である。故郷を後にしている兄弟姉妹に毎年届けてくれるその気持ちが嬉しい。お互いに歳を取り残りの人生の方が圧倒的に少なくなってきて肉親を大切に思う気持ちが伝わってくるような贈り物だ。

チマキと言っても最近はあまり食べられていないようだが、自分の子供の頃はこの時期主食としてお腹を満たしていた。最後は固くカビの生えて来たチマキを囲炉裏で温めて食べたものである。食べるものが少なかった中で貴重なもち米と甘い黒砂糖でまぶしたきな粉をつけて食べるチマキは当時最高のごちそうであった。

もち米を竹の皮に包んで長い時間かけて蒸したチマキは、粘り気が出て美味しく食べられる。当時故郷では祖母が音頭を取って母や兄弟たちに色々指図しながら作り方を教えてくれたことを思い出す。今とは違いススで真っ黒になったカマドで、皆が其々の仕事を分担しながら出来上がったらいの一番に食べていたのも今は良き思い出である。

届いたチマキにキナコをまぶして食べながら、そんなことをひとつひとつ思い出している。“ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふもの”、確かに近くで何でも手に入る今の世においては、故郷で生活していてチマキを食べても思い出につながることもなく、今日の様な気分になることもなかっただろう。有難いかな我が故郷は遠きにありて思う。
posted by Tommy at 04:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
母親が生きていた時は、毎年、ちまきや、かしわ餅、おはぎ、ぼたもち、羊羹など、季節が変わる毎に作ってくれました。今は、ちまきも中を開けると、ういろうで作っていて粘り気が無く味気ないですね。
それにしても、Tommyさんのご兄妹は仲がいいですね(^-^)
Posted by おんごろ at 2017年05月08日 11:22
おんごろ様

こんばんわ、今日は関東はとても暑い日で外に
でたのは早朝のウォーキングの時だけでした。

兄妹五人とも元気に過ごしております。
故郷に長男と妹、福岡に四男。大阪に次男そして
三男の私が東京です。

最近は電話がかけ放題と便利になりましたので
お互い良く話すようになりました。

コメントありがとうございます。
Posted by Tommy at 2017年05月08日 20:33
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