2016年12月07日

故郷を思う

故郷というものは時が経てば経つほど素晴らしいものである。当時は毎日同じ風景が退屈でたまらなかった。出来るだけ早く都会に出たいと思っていたものだが、人生の一通りを経験することで振り出しに戻るものなのか、退屈した一つ一つの風景さえ何事にも代えがたいものとなって懐かしくなって、無償に故郷が懐かしくなってくるものである。

今は遠く離れていても時折届く野菜や果物それに季節毎に送られてくるあんこ餅が、故郷思い出させてくれる。自分の人生にこれほど素晴らしい思い出の地、故郷があり心の支えとなっている。今をしっかり生き抜いて次の人生へのマイルストーンとして何かを残せればこれほど嬉しいことはない。大切にしたい故郷とその思い、故郷とはそんなものなのだ。
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2016年11月22日

山茶花

バラの花が咲いているとよくよく見ると山茶花が一個だけ咲いていた。毎朝見慣れているバラ園のバラの花は贅沢なほど沢山の花をつけているのだが、垣根として利用されている山茶花がつつましく一輪だけ咲いて自分の存在を教えてくれた。バラ園の豪華なバラに比べたら少々質素ではあるが、遠い昔の人の世にもこのような印象の人もいたものである。
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2016年11月18日

大先輩との別れ

私の拙いブログの読者となり、いつも心温まるアドバイスを頂いていた、同じ故郷を持つ素敵な女性がまだ73歳という若さで旅立たれました。

知合ったのは故郷会の同じテーブルでの初対面の挨拶の後、昔話の中で私の小学一年の担任の妹さんと知る。それ以来毎年開催される故郷会への出席が楽しみであった。旅立たれた後に、同年輩の兄貴に電話して子供の頃の話を聞いた。可愛くて茶目っ気があり同級生の間で評判の娘だったと。是非一度会いたかったと話してくれた。

旅立たれる二日前に余命一月ほどとの連絡を受けて新宿の街を見下ろす病院の最上階に、素敵な娘さんの手厚い付添を受けながら休んでおられた。しかし、見舞いに行くとすぐに眼を覚まし名前を呼んで良く来てくれた、ありがとう・ありがとうと繰り返し涙して喜んでくれた。道中無事でありますようにと持参した傘地蔵二体の折り紙をお渡しした。暫く話をしての帰り際お別れの握手をすると、もう少し居て頂戴といつもの茶目っ気が残っていた。

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2016年11月10日

レガシー

横文字好きな東京都の小池知事がオリンピック関連の施設建築に対してその判断基準にレガシーという言葉を連発しているため、この言葉があちこちで聞かれるようになった。

そのレガシーなる高尚な言葉はなかなか我が家で探すとなれば難しく、強いて言えば我がベランダ農園にあるシナモンの木ではなかろうか。今は亡き父が大事に育てたシナモンの木だが、現在は幹回りも1メータ近くもなり故郷の村でも目立つほどの大きさになっている。

その木の近くで芽を出した小さな苗木を数年前に兄が我がベランダ農園にと送ってくれた。昨年は高層階の劣悪環境で全ての葉が枯れ落ちてしまったが、今年新芽新葉が出て確実に生命が蘇りレガシーが継がれて今年は大きく成長した。

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2016年10月17日

故郷を想う

故郷に思いを馳せるのは人間だけではなく多くの生き物もそうであろう。必ずや生まれ故郷に帰るという動物、鳥類、魚類、昆虫と数限りなく多くの生き物がその行動で示している。人類の一人である自分が故郷に思いを馳せるのも自然な流れのことだろう。

今も故郷に住む知人は年々少なく年老いて来ている事実と、風景も昔と今は大きく変わってきているところが多く見られるということだろう。記憶の中にある故郷は時間が止まり変化をしていないけれど、現実の故郷は大きく変化してきている。その違いを頭の中で修正しながら故郷を懐かしみ一つ一つの思い出を友と語りあう。

故郷に集う兄弟、親戚、知人とそれぞれの繋がりのなかで、近況を確かめあうことの出来るのもかの地であるがためではないだろうか。何処そこのだれだれがどうしていると言うことの中に思い出がつながることの嬉しさや安堵感が生まれ、自分のルーツがそこにあることを再確認している。故郷は自分自身をしっかりと根付かせてくれるところでもある。
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