2017年08月06日

ストア主義的処世訓

学生の頃粗暴な知人に大事にしていた本を一寸貸してほしいといわれ、そのまま返してもらえず悔しい思いをしているときに出会った言葉で、その時はじめてストア主義的処世訓というのがあるのを知った。

<<世の中のことが、君の意志通りに運ぶようにと望んではならない。起こるがままに、すべて起こることは起こるようにと、むしろ願うがよい。そのとき、君は幸福になるだろう。すべて心楽しむ有用なもの、従って君の愛するものについては、それが本来どのような性質のものであるかを、明らかにすることを怠ってはならぬ。そしてこの場合、もっとも小さな宝から始めるがよい。壺を見たら、君の見ているのは壺であると、自分に言いきかすがよい。そうすれば、壺が割れても、心の平静を破ることはないであろう。>>
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2017年08月05日

距離感について

大抵の人は誰でも他人とのつながりで生きている。そのつながりの中で自分や相手を評価しながら感情を揺さぶられつつ生活している。自分を含めてたいがいの人は、自分に甘く、他人に厳しい。そのことを戒める言葉だろうと思うが、先人が素敵な言葉を残してくれている。そんな時は自分を遠くから見てみる必要があると;

<<おおかたの人間は、自分に甘く、他人に厳しい。どうしてそうなるかというと、自分を見るときにはあまりに近くの距離から自分を見ているからだ。そして、他人をみるときは、あまりにも遠くの距離から輪郭をぼんやりと見ているからなのだ。この距離の取り方を反対にしてじっくりと観察するようにすれば、他人はそれほど避難すべき存在ではないし、自分はそれほど甘く許容すべき存在ではないということがわかってくるはずだ。ニーチェの言葉より>>
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2017年07月14日

友情とは

二十代前半の多感なころ友人関係に悩んでいたとき、どこかで目にした言葉だと記憶の底に残っていたが、その出どころが判明した。高齢になり少しずつ以前買った本の断捨離をしているが、パラパラとめくる中で線がひいてあるページで目が留まった。表紙が炭化してボロボロになった単行本で、やはり我が心の師カール・ヒルティの本だった。

<<友情は礼節を免除するものではない。友情をそういうふうに取り、友だち同士のあいだでは無礼講でも構わず、自分のくだらぬ面を出しても差し支えないと思っているような人は、友情に値しない人物である。ヒルティの言葉より>>
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2017年06月27日

決定的な時

この地球上に住むありとあらゆる生き物にはそれぞれに歴史があるように、我々平凡な人間にもそれぞれにその人の歴史がある。人間の歴史などと大袈裟な話ではなく個人個人の人生の中でも後で振り返ると解る言葉というものがあるようだ。最初に読んだとき何を言いたいのか当時は全く解からずお手上げだった言葉だった。しかし、我が人生も振り返る年齢になるとぼんやりと解かりかけてきた。

<<人間は元来あまり信頼できないものだということを、生まれてはじめていやでも信じなければならなくなった時こそ、人生の重大な瞬間であり、時にはこの人生のそれからの方向を決定する瞬間でもある。しかし同様に、どんな人でも、よりよくなって行く力をもっているものであり、それどころか、最善の人でさえも改善された人であるということ、善と悪との区別を、自分自身の人生において経験して、よりよくなった人なのだという信念をつかめた時も、これまた決定的な時である。ヒルティの言葉>>
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2017年06月10日

愛と友情

<<愛は激情より生じ、友情は誠実より生ずる。すべての友情は愛情であるが、すべての愛は友情ではない。愛はしばしば盲目であるが、友情は知恵にもとづく。>>

ヒルティは自分の言葉だけでなく彼自身が感銘を受けた言葉を紹介し、自分の言葉と同様に大切にしている。標記の言葉はスイスの宗教改革者ツヴィングリという人の言葉だが、ヒルティが友情について説明している中で彼の言葉の最初に出て来る内容である。多感な青年時代、凡人の私にもなるほどと納得させてくれた言葉であった。
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